
シードテックでは、10月に開催された「シードテックアワード」にて、2025年度上期に活躍したメンバーがMVPとして表彰されました。
「Enjoy Everything」のスローガンを体現した、日本とセブを繋ぐ半期に一度の全社会イベント、「シードテックアワード」をレポート!
MVPは、360度評価の結果に基づき、社内推薦をもとに選出されます。今回、上期のMVPを受賞した開発部 リーダーの濱田さんに、受賞の喜びや日々の業務で大切にしていること、今後の目標などお話を伺いました。
「まさか自分が」MVP受賞の驚きと、来期にかける決意

—新人賞に続くMVP受賞、おめでとうございます。名前を呼ばれた時の率直な気持ちはいかがでしたか?
本当に1ミリも受賞すると思ってなかったです。名前を呼ばれたときは驚きで頭が真っ白になりました。というのも、留学チームの先輩方と比較して、「まだまだ自分は全然だな、程遠いな」と思っていたので。
—ストイックなお人柄が伝わる感想ですね。スピーチではどのようなことを話されたのでしょうか?
驚きのあまり、思い出したくないくらい支離滅裂な発言をしてしまいまして(笑)。ただ、MVPを受賞したことは素直に嬉しかったですし、360度評価を含めて皆さんに評価してもらったことは大きな自信につながりました。共に働くメンバーへの感謝の気持ちと、MVPという看板を背負わせてもらったからには、この半期以上に来期は頑張る、ということを伝えたかったです。

—今回MVPを受賞された要因として、ご自身ではどのような点があったと思われますか?
要因は主に2点あると思っています。1つ目は、夏休み期間の繁忙期で、過去最大の250名の生徒受け入れを、大きなトラブルなく無事に終えられたこと。
2つ目は、10月にリリースされたデジタル留学「Seed Tech School」のカリキュラム制作や商品化における中心的な役割を担ったことです。

▲デジタル留学での1コマ
振り返ると「仕事しかしていない」、充実した半期

ー先ほど「デジタル留学」のお話も出てきましたが、濱田さんの業務内容について教えてください。
シードテックが運営する「AI for All 時代〜すべての職種に、すべての人に。〜」をコンセプトとした、フィリピン・セブ島で、「AI」「DX・ITスキル」「英語」を同時に学ぶ「デジタル留学」の運営を担当しています。講師が仕事のメインですが、カリキュラム制作や英語講師のマネジメント、サービスサイトの改修、オンライン型プログラミング学習サービス「ソダテク」のクライアントのサポートなどを担当しています。
ーご活躍の幅が広くて、さすがベンチャー企業!という感じですね。
そうですね。いろいろな仕事を任せてもらってて、すごく充実しています。正直、この半期は仕事しかしていないです(笑)。この期間は「ワーカーホリック」「馬車馬期間」でしたね。とにかく仕事に没頭した楽しい半期でした。
—そこまで濱田さんを駆り立てる想いは何だったのでしょうか?
シードテックが掲げる「LIFE SHIFT」を実現するためです。これからは、AIを活用するスキルが年代・職種・経験を問わず必須となる時代が来ます。そんな「AI4.0の時代」に対応できるカリキュラムをシードテックで作りたかったですし、どんな職種の方にとっても学びになるように留学の間口を広げ、「デジタル留学に来れば、人生が変わる」ようなサービスを絶対に形にしたいと思っていました。
ー「AI4.0の時代」、気になります!ぜひご説明をお願いします。
「AI4.0」という言葉は、まだ教科書に載るような正式な学術用語ではありません。ただ、現場でAIと向き合う中で、これまでとは明らかに質の違う変化が起きていると感じていて、その変化を表す言葉として、私はこの状態を「AI 4.0」と呼んでいます。
第1世代のAIは情報を処理する存在、第2世代は判断を支援する存在、第3世代は人の発想を助けるパートナーになりました。そして今は、AIが仕事や意思決定のプロセスそのものに入り込み、人の選択や生き方にまで影響を与える段階に入っています。これが、私が考える「AI 4.0」です。
これからは「何ができるか」よりも、「AIと何を成し遂げたいか」「AIとの共創でどんな人生を描きたいか」が問われます。職種や年齢に関係なく、AIをきっかけにキャリアや働き方、ひいては人生そのものを切り替えられる。それが「AI4.0」の本質だと思っています。
シードテックが掲げる「LIFE SHIFT」は、まさに「AI4.0時代」における生き方そのものだと思っているんです。セブ島という、日本の日常から一度距離を置ける環境の中で、スキルを磨きながら、自分自身と向き合うことになります。デジタル留学は、スキルを学ぶ場所であると同時に、自分の可能性を再定義し、人生の舵を切り直すための転換点でありたいと考えています。
誰かのために。関わった人たちの人生の「LIFE SHIFT」に携わる

—仕事へのスタンスや、大切にしていることについても教えてください。
新人賞インタビューでもお伝えした、Googleの創業者であるラリー・ペイジの「Always deliver more than expected.(=常に期待されている以上の結果を出せ)」という言葉を胸に、予想以上・想像以上を常に提供することを価値観としてずっと大切にしています。
そして、「誰かのために何かを成し遂げる」という利他的なスタンスも意識しています。周囲の成長を支援することが、シードテックで言う「LIFE SHIFT」であり、自身の成長にもつながると考えています。
講師として生徒の皆さんの人生、「LIFE SHIFT」に関われるこの仕事は、本当に楽しく、日々やりがいを感じています。
ー特に生徒さんとの関わりから、多くのやりがいを感じているそうですね。
以前、とある大学の1年生約20人が3週間留学に来た際は、一緒にご飯に行ったり、彼らが「将来何したいか」を見つけられるよう、ジャーナリングを一緒にやってみたり、活発にコミュニケーションをとっていました。関わる生徒さんの人生が1ミリでも良い方向に動けばいいなと願いながら接しています。多くの生徒さんと関わる中で、私も刺激を受け、成長できている実感があります。

—先程「250名の受け入れ」のお話がありました。受け入れはかなり大変だったかと思いますが、どのように乗り越えたのでしょうか?
過去最大の生徒数にも関わらず、現場を回すスタッフはかっこよく言えば「少数精鋭」という状態で、受け入れるための仕組みや環境はありましたが、最後は気合いでした。
現地のフィリピン人メンバーはウェットなコミュニケーションが好きなこともあり、この繁忙期が始まる前に「みんなで頑張ろうね」という一致団結の場を設けたいと考え、自分で約40人分のタコスを手作りして振る舞いました。こうしたおもてなしが、チームの信頼感や一体感の醸成につながったと感じています。

留学の受け入れが始まる前に終わらせておくべきタスクもしっかりとやり抜き、満を持して生徒さんを迎えることができました。
リーダーとしての覚悟と、次の戦い

—仕事への熱い思いが伝わってきますが、デジタル留学のカリキュラム制作は大変だったそうですね。
そうですね。2013年の創業以来、約2,500人を超えるIT・DX・AI人材を輩出してきたこの留学事業ですが、12年目のこのタイミングでAI活用スキルを取り入れたカリキュラムに内容を変更し、提供を開始することとなりました。この大きな変革期をしっかり勝ち抜けるかは、リーダーである私の責任と捉えており、身の引き締まる想いで仕事に取り組んでいました。
私は永遠に働けるくらい仕事が好きなので(笑)、良いプレッシャーを感じながらこの変化を楽しんでいました。
—下期からはリーダーに就任されたそうですね。そんな濱田さんの、今後の目標をお聞かせください。
個人的な目標としては、自分の英語力をもっと向上させていきたいですね。セブでのコミュニティにもネットワークを広げ、自分の顔を売ることで、事業に貢献できればと思っています。
リーダーとしては、デジタル留学を成功させることが最優先の目標です。いかに多くの方々に「LIFE SHIFT」の場を提供できるか。これは私たちにかかっているので、PDCAを高速で回しながらサービスを成長させていきたいです。
また、私のチームは国籍も年齢もバラバラで、年上のメンバーもいますが、リーダーとして彼らを束ねていかなくてはなりません。どのようにみんなのモチベーションを引き出し、頼られる存在となるか。一人ひとりをサポートしながら、信頼関係を築き、強いチームを作れたらと思います。
—ありがとうございました!

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