
シードテックでは、中小企業向けデジタル人材提供サービス「DX職 -デジショク- 」を通じて、デジタル化やDX推進、AI活用などに関連した企業課題に寄り添う実務型DX・AI人材を「経営と現場を繋ぐ右腕」として、提供しています。
今回は、「DX職 -デジショク-」を導入し、長年の課題であったFAXベースのアナログな受発注管理の改善や在庫管理の効率化に乗り出した、諏訪市の名産品を製造・販売する老舗の原田商店様に、デジタルとアナログの狭間における切実な現場課題やサービス選定の決め手、そして「DX職 -デジショク-」に期待する未来についてお話を伺いました。
アナログ業務が引き起こす「見えない損失」

ー本日は「DX職 -デジショク- 」の導入事例インタビューにご協力いただきありがとうございます。まず最初に、原田商店様の事業内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
長野県諏訪市に拠点を置く当社は、諏訪特産のかりんをはじめ、長野の伝統的な食文化である蜂の子やいなごといった珍味、はちみつやジャムなどの食品加工を手掛ける老舗企業です。長野県産や国産の原料にこだわり、添加物を使わない高品質な製品づくりを目指しています。
最近では、音を立てずに開封できるのど飴「サイレントキャンディ」を新商品として発売するなど、伝統的な商品を守りつつ、新しい挑戦を続けています。
ーお父様から事業を継承されたそうですね。
はい。私は新卒で食品会社に就職した後に、諏訪へ戻り、家業を手伝っていました。前職と家業は、事業規模は違いますが、同じ食品業界である中で、自社のアナログな部分に大きなギャップを感じました。事業を継承したタイミングでコロナ禍となり、来客数の減少によって時間にやや余裕が生まれたことが引き金となり、デジタル化推進の取り組みをスタートしました。
ーデジタル化推進はまず、何から取り組みをスタートされたのでしょうか。
まずは、ECサイトとしての機能と「会社の顔」としての役割を兼ねるWebサイトの改修から着手しました。半年ほどの時間をかけてリニューアルしたのですが、ポジティブな声を多くいただけるようになって、デザインの重要性を実感した出来事でした。
ー今回、「DX職 -デジショク- 」にサポートをお願いしようと思った背景にある「デジタル化」や「DX推進」といった観点での課題にはどのようなものがあるのでしょうか。
食品業界全般の課題とも言えますが、紙ベースが主流となっている注文対応、受発注管理に対するデジタル化が懸案事項でした。例えば、営業担当が多くの注文を獲得しても、FAXでの注文用紙が山積みになり、事務作業に多くの時間が取られてしまうんです。また、手間だけでなく、膨大な紙量によって、スペースが奪われてしまうことも課題でした。
月末の経理作業においても、あの伝票どこにある?と探す時間もあるなど、非効率さから残業が発生したり、従業員がヘルプに入ることで営業活動に割ける時間が相対的に少なくなってしまったり、デジタル化推進による業務効率化は不可欠であると考えていました。
ただ、先ほども申し上げましたが、紙ベースが主流の業界なので、取引先様など社外の方々とのやりとりはアナログのまま進めなければならない側面もあります。そのちょうどいいバランスを見出しながら、改善に取り組まなければと考えていたのですが、私たちもその分野の専門家ではないので、悩ましく感じていました。
中小企業に特化した「伴走型サポート」への信頼

ーデジタル化推進による業務効率化のために「DX職 -デジショク-」を選んでくださった理由をお伺いしてもよろしいでしょうか。
ご縁があって、自社のDXの現状を客観視できる「デジショク診断」の実施とその診断結果を元にした「DX地図」を策定いただいたのですが、個人的には、この「デジショク診断」がとてもよかったと感じています。
課題は目の前にたくさん見えているものの、「まず何をすればいいのか」「ゴールをどこに設定すればいいのか」などを詰め切れていなかったんです。「デジショク診断」のスコアで自社の状況を把握でき、また、そのスコアにも納得感がありました。ゴールイメージやスケジュール感、今後の進め方が見えてきて、「うちでもデジタル化が進められるかもしれない」というイメージが湧きました。
ー「デジショク診断」を通じて、新たに見えてきた課題はありましたか。
工場では繁忙期に対応していただく短期雇用のパートの方がおり、誰が見てもわかるマニュアルの作成が必要だなと感じていました。とはいえ、商品数も多く、一つひとつ作成するにはかなりの時間を要します。臨機応変に対応はしていましたが、「マニュアルが欲しい」という声も実際に挙がり始めるようになりました。
また、私が海外出張等で長期不在になると、私のPCにしか入っていない資料に関する問い合わせが従業員から発生することもあります。出先でPC対応ができない時もあるので、権限を調整した上で、必要に応じて従業員がアクセスできる状態へと変更したいとも考えていました。
「属人化」を改善しなければと思っていましたが、漠然と考えていた部分があり、「デジショク診断」とその後のやりとりの中で、何が属人化していたのかが明確になり、改善に向けた優先順位づけができましたね。
ーマニュアル化やアクセス権限管理は、デジタル化推進の中での取り組みとして挙げられることが多いテーマですね。
どちらも属人化していた業務の改善ですし、迅速な情報共有に繋がります。業務効率の向上もですが、会社としての安心感や持続可能性を考えた上でも不可欠だなと感じますね。
デジタル化の推進で描く、原田商店の未来

ー「デジショク診断」の実施や「DX地図」の策定から、「DX職 -デジショク-」の導入までご決断いただいた背景も伺ってもよろしいでしょうか。
一番の決め手は、当社の実情に合わせて、「DX職」の方に課題抽出から実行・システム導入、保守運用管理まで、ワンストップで対応してもらえるところです。「デジショク診断」の実施や「DX地図」の策定だけで終える選択もあったかもしれませんが、自社内でデジタル化を進めようとすれば、繁忙期は避けよう、従業員の状況を考慮しようといった事情によって、どんどんと後ろ倒しになることが予測できました。それこそ、属人化した状況がデジタル化推進を阻んでしまうんです。
デジタル化のためだけに新たに人材を採用するのもコスト面で難しいですし、「DX職 -デジショク-」は、担当者の方に「丸投げ」できるところが魅力的だなと思います。
また、当社は社内に独自のルールが複数存在しますが、業務内容に合わせてカスタマイズできる柔軟性と、こちらの無茶振りも受け止めてくれる担当者の宇治さんの人柄に、信頼してお任せしようと思い、導入を決意しました。実際のところ、デジタル化は、お金も時間もかけないと進まないと思います。外部の信頼できるパートナーの方にお願いすることで「いよいよしっかりと取り組まなければいけない」と踏ん切りがつきました(笑)。
— 今後、導入を進めていくフェーズではありますが、具体的にどのような効果を期待されていますか?
デジタル化は、事務所と工場のどちらの環境でも進めていきたいと思っています。
事務所ではペーパーレス化を中心に改善し、事務処理に割いていた時間を短縮すること、従業員が必要な情報に簡単にアクセスできるような共有環境を作ることをまずは実現したいです。
工場では、誰が見ても作業工程がわかり、齟齬が生まれないようなマニュアルの作成を目指したいです。私たちの商品は、昔ながらの製造方法にこだわり、創業時から変わらぬ味を守り続けています。極力、添加物の使用を避け、人にも環境にも優しい商品を目指し、原材料も長野県産のものを使用しています。創業以来多くの方に親しまれてきた味を、未来にしっかり継承していくことにも繋がります。
デジタル化にあたっていろいろと課題も出てくるかと思いますが、従業員じゃないからこその客観的な視点で進めてもらえると嬉しいです。そこに期待しています。

ーありがとうございました!
◾️会社概要
株式会社原田商店 https://haradashouten.com/
担当者の声

株式会社シードテック 「DX職 -デジショク- 」導入支援担当 宇治
原田商店様からは、「伝統や取引先様との関係を守りながらも、業務効率の改善は必須である」という、老舗企業ならではの課題と強い覚悟を感じました。
FAXや手書き伝票の処理に膨大な時間が割かれ、本来注力すべきはずの「お客様との関係構築」や「商品開発」に手が回らない状況は、多くの中小企業様が抱える共通の悩みです。
「DX職 -デジショク-」では、最新のシステム導入を無理に進めるのではなく、原田商店様の現状の業務フローを深く理解した上で、最も効果が出る部分から段階的にデジタル化を進めていきます。
今回の導入によって、受注処理にかかっていた時間が短縮され、社員の皆様がより本質的な業務に集中できる土壌が整えられるよう、ご支援できればと思っています。
私たちは、単なるツールの提供者ではなく、原田商店様の「経営と現場を繋ぐ右腕」として、このデジタル化の挑戦に最後まで伴走し、地域の食文化を未来へ継承していく一助となれるよう、尽力してまいります。
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情シスでもない、コンサルでもない、すぐそばのDX実践者。「DX職 -デジショク- 」は、デジタルの現場感を持ち、経営と現場を繋ぐ、即戦力型のデジタル実務人材を企業に提供するサービスです。
「デジショク診断」は無料です。ご興味のある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
https://digishoku.jp